先日、7月のレッスンメニュー、ヴィエノワのレッスンを行いました。7月に入って、毎日、暑い日々が続いています。。気温もぐんぐん上がって、クーラーをかけていても室温が高くなりがちなので、夏のパン作りは過醗酵に注意ですね。
食欲が落ちがちな夏、ちょっとでも食べやすいパンをと思い、7月のメニューはレモンクリームを挟んだヴィエノワにしました。
ヴィエノワはコッペパンのような棒状の形に細かいクープが複数、入ったパンです。クープは、思い切りよく、深めに切れ込みを入れることで、綺麗な縞模様の焼き上がりになります。簡単にするならハサミでチョキチョキも可愛いので、レッスンでは、お好みの方法で切れ込みを入れていただきました。



デザートには、レモンクリームにも使ったレモンカードをたっぷり詰めたレモンタルトを。タルト生地は空焼きしてチョコレートを塗ってあります。
水分量が多いクリームをタルトに詰めるときに、チョコレートを塗ると、タルト生地が湿気るのを防ぎ、味のアクセントにもなるのでおすすめです。
一回目のレッスンでは、お渡ししたレシピに記載している分量が間違っているのに途中で気づいて、後で訂正版をお渡しすることに。。毎月、初めのレッスンはいつも何か抜けがち。。
Pain viennois(ヴィエノワ)について
「Pain viennois(パン・ヴィエノワ)」はフランス語で、「ウィーン風のパン」という意味。名前からわかる通り、オーストリアのウィーンのパンの製法が起源とされています。19世紀初頭、ナポレオン戦争後のフランスではウィーンから多くの影響を受けた文化が流入し、特に、ウィーンのパン屋さんで作られていたようなバターを多く使用したパンが受け入れられ広まっていったそうです。 この時代は、他にもマカロンやエクレア、プティ・フールなど今でも人々に愛される様々なお菓子が登場しました。まさに、パリを中心としたフランスのお菓子の黄金時代ですね!